高品質の生コンクリート
「骨材全量石灰石コンクリート」
この生コンクリートは、全骨材(細骨材・粗骨材)に、化学成分が確認されている良質な石灰石砕石・石灰石砕砂のみを使用したコンクリートです。
構造物の安全性に貢献
原料の国内産石灰石は、コンクリートの耐久性を大きく阻害するアルカリ骨材反応(アルカリシリカ反応・アルカリ炭酸塩岩反応・アルカリシリケート反応)による有害な反応を起す危険性がなく、構造物の安全に大きく貢献します。
ひび割れリスクを低減
石灰石の線膨張係数が、約5μ/℃と小さく、骨材とペーストの界面にカルシウムカーボアルミネートが生成されるため、付着がよくなります。他の鉱物を使用したコンクリートと比較して乾燥収縮が少なく(建築学会報告)、温度、乾燥によるひび割れのリスクを低減することができるとされています。
シルト混入回避
石灰石微粉はシルト(粘土)と違い、混入量が管理されていればコンクリートに悪影響を及ぼすことはありません。(高流動コンクリート等、実際に石灰石微粉末を配合する製品があります。)
高流動コンクリートの情報→
強度確保について
高強度コンクリート80N/mm2までの国土交通省認定を取得しています。模擬体コアで125N/mm2の強度を確認しています。石灰石骨材は硬質砂岩等に比べ強度が低いと言われることがありますが、採掘位置による強度のバラツキは少ないとされており、100N/mm2程度の強度は安定して確保されています。呼び強度80程度の生コンクリートの骨材として使用する場合、安定した強度が期待できます。
安定生産・大量供給が可能
石灰石骨材は、人工的(機械的)に造粒するものなので、安定した品質の製品が将来に亘り供給可能です。また、混合の際の粒度が全ての範囲で同じ密度となるため、練り上がり量の変動が非常に少なく、ボリューム管理が容易に行えます。安定した製品を大量に生産・供給することが可能です。
耐火対策の新技術
火災等による高温時の爆裂防止の新技術、ポリプロピレン繊維混入コンクリートについて建設会社と共同で国土交通省の認定を取得した実績もあり、混入なしのコンクリートと同等の強度が確認されています。